花嫁さんレポート〜【白地 花丸文様】を結納でお召しいただきました。
志保美さま
2016年6月結納【池田重子創作】引き振袖 白地 花丸文様
もともと母がきもの好きで、アンティーク好き。その昔、京都で池田重子さんの展示会を訪れ、帯を購入したことがあったそうです。
私の結婚が決まり、結納の衣裳を探しているときに雑誌で池田重子さんのコレクションを拝見。母が昔のことを思い出し、こちらのお衣裳のは素晴らしいから、実際に見せてもらいなさいと言われました。
それまでに何軒か結納用の衣裳を探して見ておりましたが、今風の光沢の強い生地や、レースやラメなどの派手なイメージのきものが好きではありませんでした。
早速、お電話をすると、私の身長でも着れそうなものをご用意してくださるとのこと。下見にお邪魔すると2着ほど見せてくださいました。
見せて頂いたのは、こちらの白地の振袖と鳳凰が描かれたもので、どちらもそれぞれ良くとても気に入りました。
鳳凰のお衣裳は私は背があるので柄が帯に隠れず、いいねと仰ってくださり、素敵だったのですが、結納が6月でしたので、色味などが白い方がいいかもしれませんねとアドバイスくださいました。
白いお振袖は清楚で華やかで、主人の親族へのイメージもきっといいだろうな思いました。おめでたい雰囲気もあり、染めの上に刺繍があったり、近くで見ると立体的に見えるところや生地の風合いもとても気に入りました。
当日は結納の雰囲気にとても合っていて、家族からも綺麗だと言ってもらえました。
結納という儀式の歴史を調べると、1400年前からあるとのこと。仁徳天皇の皇太子が黒媛を妃とされた時に納菜が贈られたことが現在の結納にあたるそうです。
帯は100年近くも前のものと伺い、結納という歴史ある儀式の席で、このような格式高い帯を用いられることにとても感慨深いものがありました。両家を結ぶ結婚の約束をするという場に、身の引き締まる思いがあり、そんな日に着用する衣裳として相応しいきものを選ぶことができたと思います。
結納が行われた名古屋のホテルまで衣裳を送っていただいたのですが、お履物がサイズ違いで2つ入っており、楽な方を履いてくださいとお心遣いいただきました。また、小物合わせのときにお話しくださった、帯の結び方などが書いてある手紙が入っていたとホテルの方が仰っていました。細やかなお気遣いに感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。
〜池田重子 ウエディング・コレクションより〜
志保美さま、ご感想をお寄せいただき、ありがとうございました。長身ですっきりした志保美さまに、池田重子創作の清楚なお振袖がお似合いですね。白地のきものは肌写りもよく、志保美さんの透明感あるお肌をさらに綺麗に引き立ててくれたと思います。結納という晴れの場のお衣裳に選んでいただき大変嬉しいです。心よりの感謝と末永く幸せにお過ごしくださることをお祈りしております。
引き振袖【池田重子創作】白地 花丸文様 帯【大正時代】
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